感性を数値化して芸術への橋渡しをするアプリ
所属している大学の書道部の友だち二人とともに、Googleのコミュニティが運営する GDGoC Japan Hackathon に参加し、「ArtGarden」というアプリを制作しました。
ArtGardenは、写真を通じて自分の感性を育て、芸術への橋渡しを試みるアプリです。機能の概要は以下のとおりです。
- 日常できれいだと思った写真を撮る/アプリにアップロード
- AIが写真を見て日本語の質問を生成
- ユーザーの回答から10次元の感性パラメータを算出
- 感性が花びらとして可視化される
- 15枚の花びらが集まると花が1つ完成
- 感性パラメータをもとに世界中のアート作品がリコメンドされる
いつまで有効にしているかわからないですが一応アプリリンクはこちらです。
ハッカソンの難しさ(特にプレゼン)
敗因の分析
結果から言うと、このハッカソンでは約20チームに対して、4,5個くらい賞が用意されていたのですが、賞は何も取れませんでした。以下に敗因分析を列挙していきますが、一応断っておくと、そこまで結果に悲しみ暮れているわけではなく、メンバーとともに案出しから始め徐々にアプリとして具体化されていくプロセスは楽しいものだったし、参加して良かったなと感じています。
反省点
- 開発及びプレゼン準備期間は1週間が設定されていたが、そのほとんどを開発に費やし、プレゼンの準備が足りなかった。
- 機能を増やしすぎて、プレゼンでの各機能の紹介が薄まってしまった。
- 奇をてらおうとしてみて、プレゼン中にアプリのデモとして「この書道作品の写真を撮って、このアプリを使ってみる」ことを名目にまあまあでかい書道作品を掲げてみたが、やはりその必然性がなく意味がわからなかったかもしれない。
ハッカソンで勝つこととは
ハッカソンと実用アプリの違い
これは、ハッカソンの種類にもよると思いますが、必ずしも「実用のアプリとしてダウンロードされて世の中の人に使われること」と「ハッカソンで勝つこと」は同じではないということです。これは別に、ハッカソンの審査に対して負け惜しみの文句をぶつけているわけではなく、私が気づけていなかった、そうであるべき当然の事実です。
きれいなカレンダーアプリ
世の中には、カレンダーアプリはいくらでもありますが、大体がGoogleカレンダーにある機能を超えていないと思います。しかし、デザインがきれいとか自分好みに変えられるとか、Google Calenderよりも少しわかりやすくて使いやすいという要素で使われているアプリが多くあります。 しかし、逆にこのアプリをハッカソンで発表したとしても勝てないはずです。今回のハッカソンの審査基準は、「技術や発表の異端性」というのが強調されていました。
花は必要だったか
このアプリの主機能は、「感性を数値化し、アートをリコメンドする」ことでした。 これを軸にかんがえると、最小限で必要な機能は以下の3つです
- AIからユーザーに写真のどこに気に入ったか質問される
- 感性を数値化する
- アートをリコメンドする
「花びらが庭に咲く」「レーダーチャートで感性を可視化する」「感性カードで他の人とシェアできる」といった機能は、ユーザーがアプリを使い続けるモチベーションを与えるために追加したものです。実用アプリとして考えれば自然な判断ですが、審査基準に立ち返れば、そうした実用性は求められていませんでした。
「感性を数値化する」というアイデアの異端性をもっと信じて、そこを重点的に審査員に伝えるべきでした。機能自体はあってもよかったかもしれませんが、プレゼンで伝えるには多すぎたというのが結論です。
それ本当に異端か
ここまで読んで、「感性を数値化する」とかすでにインスタとかやってそうだし別に異端じゃないだろと思った方は、別の記事でArtGardenについて、まとめて記事を書くのでぜひそちらを参照して下さい。